【保存版】一人暮らしで冷凍庫に入れとくべき食材20選と保存方法
一人暮らしを始めたけれど、冷凍庫はガラガラ…
冷凍庫に入れといたら一人暮らしに便利な食材はないかな?
そんなお悩みを持つ方に、2年の一人暮らしを経て主婦歴1年の私が
- 冷凍保存して便利だった食材
- 解凍方法とおすすめの調理方法
をまとめてみました。
冷凍庫に入れとくと便利な食材20選
<主食系>
1、ご飯
冷凍方法 |
炊き立て熱々を湯気ごと一食ずつ(150gほど)平たくラップに包む。 |
解凍方法 |
600wで3分前後 |
その後の調理方法 |
冷凍ご飯は程よく水分が抜けているのでチャーハンやリゾットにも。 |
美味しさをキープしたまま、ご飯を冷凍保存するポイントは、
「炊き立て熱々」を「湯気ごと」ラップで包むこと。
お米に含まれるデンプンが、水分を含んでいる状態で保存されていると
解凍した後でも炊き立ての美味しさが味わえます。
冷凍庫に入れるときは粗熱を取ってから、
金属製のトレーに並べて冷凍すると急速冷凍ができ美味しさが長持ちしますよ!
ちなみに私は一人暮らしのとき3合をまとめ炊きして、一週間ほどで使い切っていました。
ラップを使った使い切りよりも、繰り返し使えた方がいいな…という方にはご飯一膳分を美味しく冷凍・解凍できるご飯専用保存容器もあります。
2、パン
冷凍方法 |
一個ずつラップで包んで冷凍。 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。フレンチトーストを作るときは自然解凍すると味がしみやすい。 |
その後の調理方法 |
トースターやコンロでトーストする。 |
冷凍におすすめは食パンです。
一人暮らしだと常温で食パンを保存しているとなかなか食べきれず、
カビが生えたりパサついてしまいがち。
買ったばかりの風味を復活させたいときは、
お水か麦茶を霧吹きで吹きかけてからトースターで焼くと香ばしさが増し、
ふっくらした食感になります。
<さらに手軽にしたいなら>
すぐに食べ切るならば、一個ずつラップに包まず買ってきた袋のまま冷凍でも大丈夫です。
3、ピザ
冷凍方法 |
袋のままそのまま冷凍 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
トースター、フライパンで焼く。 |
トースターで焼くときは、ピザの具材によってアルミホイルを下に引くと、
トースターへの焦付きやひっつきを予防できます。
フライパンで焼くときは、アルミホイルをくしゃくしゃにし、フライパンに敷いてから冷凍ピザを乗せ、蓋をして弱火で16分ほど焼きます。
冷凍ピザをアレンジするなら、チーズを追加でかける「追いチーズ」がおすすめ!
増量したチーズで食べ応えのあるピザに大変身です。
4、うどん
冷凍方法 |
袋のままそのまま冷凍 |
解凍方法 |
冷凍したままお湯に入れる・レンジで4分半チン |
その後の調理方法 |
焼うどんを作るときは電子レンジで軽く解凍してからが便利 |
業務スーパーの冷凍うどんは我が家の冷凍庫に常に入っているほどおすすめ!
疲れて帰ってきた時でもさっと使える冷凍うどんは便利ですよ。
<タンパク質系>
5、ウインナー
冷凍方法 |
袋のままそのまま冷凍。 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
スープや炒め物・野菜炒めの具材に。 |
冷凍してしまうので、小分けでなくお徳用の大袋がおすすめです。
買い物に行く時間がないけどお腹が空いた…という時に万能に使えてご飯の美味しさをアップしてくれるウインナーは頼りになる存在です。
6、油揚げ
冷凍方法 |
熱湯に1分浸し、ザルにあげて冷ましてからお好みの大きさに切ってフリーザバックへ入れる |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
お味噌汁の具材、炒め物の具材に。 |
油揚げは湯に浸すことでしっかり油抜きができます。
5枚入りで100円前後と安いのにタンパク質が取れる食材なのでおすすめ。
7、チーズ
冷凍方法 |
ピザ用のシュレッドチーズ・大袋のもの袋のまま冷凍 小分けにして(30gずつなど)ラップで包んで冷凍でも可 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
グラタン・トーストやオムレツの中身などに。加熱して食べる。 |
袋のまま1時間ほど冷凍した状態で袋を振っておくと、パラパラのままきれいに冷凍できます。
熱々のカレーにぱらっと振りかけると解凍なしでもチーズカレーに大変身。
8、しらす・じゃこ
冷凍方法 |
フリーザーバックに入れて冷凍。 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
卵焼きや料理にふりかける。 |
ふりかけ感覚でご飯や炒め物、お味噌汁に入れると手軽にカルシウムが摂取できます。
<肉類冷凍に関して>
肉類は基本的に生のまま、冷凍することができます。
買ってきたパックのままで保存すると、容器の間にある空気で痛みやすくなるため、ラップで空気が入らないようにピッタリ包むのがコツ。
9、鶏肉などの塊肉
冷凍方法 |
そのまま、もしくは一口大に切り分けるか、観音開きにして1枚ずつラップに包、フリーザーバッグなどに入れて冷凍。 |
解凍方法 |
冷蔵庫解凍が理想。 |
その後の調理方法 |
唐揚げや照り焼きなどに。 |
10、豚バラなどの薄切り肉
冷凍方法 |
広げて、使い切る分がけラップに包み、フリーザーバッグなどに入れて冷凍。 |
解凍方法 |
冷蔵庫解凍が理想。 |
その後の調理方法 |
野菜炒めや生姜焼きに。 |
11、ミンチ肉
冷凍方法 |
小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグなどに入れて冷凍。 |
解凍方法 |
冷蔵庫解凍が理想。 |
その後の調理方法 |
焼いたり、ハンバーグなどの料理に。 |
12、魚の切り身
冷凍方法 |
小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグなどに入れて冷凍。 |
解凍方法 |
自然解凍が理想。 |
その後の調理方法 |
ホイル焼きや焼き魚に |
使いやすく、スーパーで安売りしていることが多いのは鮭の切り身です。
常備しておくと、「今日は肉じゃないものが食べたい…」という気分の時に便利。
<野菜系>
13、ほうれん草
冷凍方法 |
軽く下茹でしてから冷凍 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
お味噌汁の具材・お浸しに |
我が家では業務スーパーや業者用スーパーで冷凍ほうれん草を購入しています。
卵焼きの具材や、お浸しや胡麻和えを作るときに便利!
14、玉ねぎ
冷凍方法 |
みじん切り、くし形切りなど使い勝手の良い大きさにカットしてフリーザーバッグへ入れる |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
煮込み料理・野菜炒めなどに。 |
玉ねぎは冷凍すると、火が通りやすく、味が染み込みやすくなるので
煮込み料理やスープに使いやすくなります。
甘味が美味しい飴色玉ねぎ作りも時短で作れちゃいます。
15、きのこ
冷凍方法 |
いしづきを取ったらきのこのまとまりをほぐしフリーザーバッグへ入れる。 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
スープの具材・炊き込みご飯などに。 |
きのこは冷凍することでうまみが増します。
安売りしている時にまとめ買いして冷凍しておくと、ささっと使えて便利。
※マイタケは冷凍すると「ぐにゅ」っとした食感になるので注意。しめじがいちばん冷凍しても食感に変化がないです。
16、刻みネギ
冷凍方法 |
ネギを洗ったあと、水気をキッチンペーで取り、ネギを切ってタッパーへ。 |
解凍方法 |
解凍せずにそのまま使用可能。 |
その後の調理方法 |
薬味や卵焼きの具材に。 |
冷奴の上にぱらっとかけたり、お汁物に加えるなど、いろいろな料理に使える万能選手。
タッパーに入れて冷凍したあと1時間ほどでふりふりするとパラパラネギで冷凍できます。
<さらに手軽にしたいなら>
長ネギを買ってきて刻むのが面倒…というあなたには
スーパーで売っているカットネギをパックのまま冷凍するのがおすすめ。
<おかず系>
17、納豆
冷凍方法 |
パックのまま冷凍 |
解凍方法 |
冷蔵庫解凍、もしくは電子レンジでチン |
その後の調理方法 |
ご飯にかけるなどお好みで。 |
冷蔵庫解凍する場合は、半日前に冷蔵庫に移すだけ。
明日の朝食べたいときは寝る前に冷蔵庫に出しておくだけでOKです。
レンジでチンする場合は、パックの中から調味料が入った袋を全部取り出し、20秒を目安にチンして、様子を見ながら10秒ずつ追加でチンしましょう。
18、チルド餃子・シュウマイ
冷凍方法 |
パックのまま冷凍 |
解凍方法 |
冷蔵庫解凍、もしくは冷凍のまま調理 |
その後の調理方法 |
冷凍のまま焼く・蒸す |
チルドとは「冷やされた」という意味で、冷凍ではなく
要冷蔵の食品です。冷凍とは違い、賞味期限があるためスーパーで値引きされている率が高し。
値引きコーナーでチルド餃子・シュウマイを見かけたら
買って即購入しておくのがおすすめです。
自分で作るより手間がないし、何より美味しい!
19、カレー
冷凍方法 |
一食ずつラップに包んで冷凍 |
解凍方法 |
冷蔵庫解凍、もしくは電子レンジでチン |
その後の調理方法 |
カレードリアやカレートーストなどにも |
一人暮らしのカレーはなかなか食べきれないことが多いですよね!
味に飽きたら冷凍しておくと、忙しくて料理ができない時に便利ですよ。
20、冷凍パスタ
最後はおすすめの冷凍食品になってしまうのですが、
日清の生パスタシリーズは一個200円弱の低価格なのに美味しさピカイチ。
レンジでチンするだけで食べられるので、一つ常備しておくことをおすすめします。
美味しく安全に食べるための冷凍の5つのルール
1、美味しく食べるなら、冷凍してから1ヶ月ちょいで使い切ろう
日持ちは食材によりますが、変色してしまったり、
霜がついている場合は味も悪くなっている可能性があるので要注意。
食材を保存する時に、日付を書いておくのがおすすめです。
2、再冷凍は避けよう
一度解凍した食材を再冷凍することはおすすめしません。
菌が増え、味も落ちてしまうからです。
一度解凍した食材は早めに使い切りましょう。
3、美味しさをキープするために急速に冷凍しよう
急冷機能のない冷蔵庫でなくでも大丈夫。
100均にも売っているアルミやステンレスなどの金属製のトレイの上に
冷凍したいものを乗せて冷凍庫へ!
金属の熱の伝導率の高いので、冷凍庫の冷気が食材に伝わり、
冷凍にかかる時間を短縮してくれます。
4、しっかり水気を切ってから冷凍しよう
水気のあるまま冷凍すると、食材からでる水蒸気が水分となって味が落ちる原因になってしまいます。
・お肉や魚を冷凍するときはパックから出した時にキッチンペーパーで軽く抑える。
・茹で野菜はザルで十分に水気を切ってから。
5、冷凍を避けるべき食材を知っておこう
じゃがいもなどのイモ類・れんこんは、冷凍保存するとぼろぼろとした食感になってしまうので、冷凍保存には向きません。
また、キュウリ・スイカなど水分を多く含む食材も冷凍に不向きです。
冷凍保存にあると便利な道具4選
冷凍保存する際に、あると便利な道具を4個紹介します。
1、フリーザーバック
「アイラップ」は、ポリ袋タイプの保存袋です。
薄さと一枚あたり3円というお得の裏腹に、鮮度・美味しさキープともに優秀!
我が家ではお肉を下味冷凍する時に愛用しています。
冷凍しても鮮度を保てる保存袋が欲しい! ジップロック(R)の実力は? フリーザーバッグおすすめランキング13選【2020年最新版】 - the360.life(サンロクマル)
2、ラップ
ラップの素材によって耐熱温度が違うので、パッケージに書いてある耐熱温度を確認しましょう。
サランラップやクレラップは、匂いや湿気・酸素を通しにくい特性を持つポリ塩化ビニリデンという素材を使っているので
保存機能とレンジ調理でも安心して使えます!
20~30cmの幅のものだと、あらゆる食材を包みやすいのでおすすめです。
3、金属製のトレー
急速冷凍する時に大活躍のトレーは一枚あると便利です!
100均で200円商品としてあることが多いです。
我が家はダイソーで200円商品のトレーを使っています。
購入してから1年経ちますが、ほぼ毎日使ってます!
4、袋止めクリップ
徳用ウインナーやチーズ、食パンなど、
袋のまま保存する時に便利なのが袋止めクリップ。
パシッと止めるだけの簡単さですが
しっかり鮮度を保ってくれる優れものです。
4つの基本的な解凍テクニック
冷凍した食材を安全に美味しく食べるための解凍方法を紹介します。
1、加熱解凍(調理)
食材を凍ったままか、半解凍の状態で鍋・フライパンに入れて一気に火を通します。
2、冷蔵庫内の解凍
冷蔵庫は食品全体を低温に保ち、ダメージが少ない状態で解凍できます。
朝使うなら寝る前に、夜使うなら出かける前に冷蔵庫に入れてゆっくりと解凍させましょう。
3、氷冷解凍
氷水につけて解凍する方法です。
氷水は冷蔵庫と同じくらいの温度ですが、空気よりも熱伝導率が高いので、さらに早く解凍できます。
4、レンジ解凍
すぐに使いたいときはレンジ解凍がおすすめ!
レンジによっては解凍モードがあるので活用しましょう。
!NG!
常温解凍はできるだけ避けましょう。
理由は、冷凍した食材を常温(5〜25度)で解凍すると、ドリップがたくさん出てしまいます。
ドリップは水分と栄養をいっぱい含んでいるため、菌たちの格好の餌に…。食品を解凍するときは、冷蔵庫内や氷水などの1〜5度の低温で解凍するか、高温で一気に加熱しましょう。
例外:(常温解凍に向くもの)
パン・まんじゅう・スポンジケーキなど
一人暮らしで冷凍食材を活用する3つのメリット
1、時短・手間が省ける
冷凍した食材を活用するメリットは、食べるまでの時間と手間が省略できること。
料理をするたびに買い物をして、下拵えをして…とするよりも冷凍庫に食材があり、ある程度下拵えされていればかなりの時間を省略できます。
2、食品を無駄にしない
二つ目のメリットは、食品をダメにしずらいということ。
特にナマもののお肉や野菜は、冷蔵庫に入れていても腐ってしまうまでが早いです。
冷凍しておけば長くて1ヶ月ほど保管できるので、食品を無駄にすることが少なくなります。
3、節約になる
食品を無駄にすることが少なくなるのと加え、安い時にまとめ買いしておいて冷凍保存しておけば、小分けに買うよりも節約になります。
また、冷凍庫の中が充実していると電気代の節約にも!
冷凍庫の中身が充実していると、冷凍して固まった食材同士が冷やしあうため、冷凍庫内の環境をキープするための電気代が抑えられ、電気代節約にもつながります。
まとめ
一人暮らしで冷凍庫に入れとくべき食材と保存方法を紹介してきました。これならできそう!と思えるものから試してみてくださいね。
毎日の自炊は大変ですから、たまには冷凍食材やチルドの食材も活用して、頑張りすぎず栄養のある食事を食べてください〜!
【参考】
家庭での冷凍・解凍の基本を、科学的な観点からまとめました | ベターホームのお料理教室